ポツンと一軒家

直接お会いすることはできませんが、神様 皆様 仏様お願い事が1つございます

どうか 私を探してください

我が家は横浜の中でも割と人口の多い町 家も密集しているというのに

あの TV 番組と同じ ポツンと一軒家状態

Google の衛星写真で見ても、山の中で周りは何もなくポツンとしか映っていない気がしてなりません

この2年近く、家からは出ず with 食わず 逆らわず の生活

友達とTELで話す程度

みんな仕事以外では滅多に飲みにも行かず 俺に気を使い 誘うことも控えているという

いつも最後に「歳だよなぁ」でTELを切る

ただ俺とは違い 孤独感はなく ポツンと一人ぼっちではないようです

今の俺ときたら、孤食 や 独り寝も板につき…

この空間もジグソーパズル1万ピースをのんびり埋めているかのような時間が

当たり前になっている

長い一日、世の中のノイズも夏から秋へ アリンコの姿も減り少し切ない

昼は 蝉の末っ子たちのラストスパートの叫び

夜は コオロギや鈴虫の長男長女のご挨拶の声が響く

奴らとおしゃべりする気もないが、つい心を寄せてしまう

朝までの時間を気付かされないように耳栓をし、ベッドに入り

1日を振り返ってみると

やばい 今日も人と会話をしていないことに気づく

意外とタフだと思っていたが、さすがに堪えています

ストレスは てっぺんを振り切り

神よ、俺を探してくれ 皆様、引っ張り出してくれ

俺はここにいる

仏もポツンと一人ぼっちは嫌でしょ

これ以下の寂しさは遠慮しておく 誰か衛星5Gで覗いてみてくれませんか

何度となく幸せにすっぽかされた男が、どんな面をしてそっちを見ているか

角砂糖を武器に蟻と遊んでいないことだけは確かだ

今日は、虹が出た

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