星に願いを

真っ暗な夜はお手上げ

星を叩き起こせ とピノキオってやつが語る

黒い夜のスケジュールは真っ白

商売あがったりだと

以前は、酒を飲みながら曲を作り出していたが

ここだけの話 今や、星に願いを込め書き始める始末

酒とは喧嘩別れして、この2年で一度だけ バックに入った何色だか説明のつかないワインを挨拶代わりと口に含み

表現のしようもない舌ざわりを感じ、吹き出してしまった

酒とは、曲作り 寂しいとき 悲しいとき どんな時でも大親友でそばにいてくれたのに

仲直りもせず、突然 握手とはいかなかった

さよならを言ったら嘘をつくことになり、ピノキオのように鼻が伸びてしまい
うちの奥様のタオル掛けになってしまう

かといって、星に願いをこめている姿を見られたら

一生 へなちょこくん と呼ばれ続けるだろう

アーティストは確かに人と違う道を歩んでいるが、逆走して車を走らせる老人とは違う

命を張っている俺が言う

現実と想像を融合させ 歌を送り出していることに嘘はなく

どこかの政治家のように、桜を見ながら天まで鼻を伸ばして 風を切って歩いているわけでもない

なるべくプライベートでは、見ざる 言わざる 聞かざる と
日光に敬意を表し静かに歩いているだけ

レッドカーペットを華やかに歩くのではないから、肩を張って気取る必要もない

今夜 夜空を見上げ、一番光っている星を見つめてみたら

俺と目が合うはず

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