希望

1975 心の奥底にある絶望をほじくり出し 中指を立て頭に F のつく文字を叫び唄に託した時代があった

それは…

ベトナム戦争を終結させるため 若者たちは同じ方向を見つめ 

自分の生き方を求め 国を動かした

今や手にする武器も、時代とともに変わりつつある

中東で続く戦争さえも下火にさせてしまう ウイルス

指先で誹謗中傷 死に追いやる ネット社会

それもこれも姿が見えない敵

ジャーナリストの写真には写らない 

あの戦争を終わらせた ピューリッツアー賞でさえ受け付けてはくれない

人の心を映すカメラがあれば、賞は総なめだが 

今日までの戦争で命を落とした人々は もう一度この世界に生まれ変わりたいと思うだろうか

特に あの神風特攻隊の若者たちは…

人類が1日に流す涙は、雨以上滝以下 川が氾濫する度 それは悲しすぎる日

泣きすぎて瞼に溢れた涙に、自分だけの虹が見えるが 

70年代のあの唄 「明日に架ける橋」の 虹はそんな内容ではなかったはず

もう一度あの空へ 全ての人々が分かち合える虹をかけるため

体を乗り出し 拳を握り 牙を磨いて 初めの一歩を踏み出そう

我々のこの手で

神様を当てにしてはいけない

神様がしてくれたことといえば この世に生を受けた時 たった一度笑わせてくれただけ

 

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