Street Address

2礼 2拍 手祈 1礼

今年は家内安全の祈りを遠慮してしまい、ちょっぴし心残り

厄除けは、あくまでも形式上の付き合いと こだわることもなかったが 

癌を抱えてからは 年に一度だけ寄り添ってみたりもしている

お辞儀を2度 2回手を合わせ 祈り もう1度1礼と

正しく敬意を表し行って来たと思いきや

神主曰く 祈るとき必ず住所を伝えることと…..

「 まじかっ!」 この年まで知らなかった

神様は忙しく、多人数の願い事を聞くので 一人一人覚えていられずアドレスが必要とのこと

おいおい、ここは余計な突っ込みは忘れてしまおう バチが当たる

だが、突っ込みたい

厄はなぜ降りかかる? 

人の道から外れたものならまだしも 

それとは全く無縁の人々を泣かせてばかりいる

ギリシャのとある村では、人が悲しいことで泣いてしまう時、

目の前を死神が通り過ぎると伝えられている

だとすると、このご時世「オギャー」と生まれた瞬間 

初めて見るものは死神だ

この世に生を受けてから、天に召されるまで、人間は泣きっぱなし

常に死神に付きまとわれているということになる

死神は、我々の個人情報を入手しているに違いない

神様の情報管理がずさんだといわれても仕方がない

死神が存在するという 裏付けがある

涙が出たらこぼれないように上を向くのは、天にいる神に助けを求めるから

俯いたままだと、涙は止まらず 死神の聖地を覗きっぱなしで引き込まれていくから

上を向く大切さを知ること

アジアのあの国では、死神が人間に必ず伝える「言い伝え」がある   

「人は4回生きる」

1度目は種を植え 2度目は水を撒き 3度目は収穫をし 4度目は食べる

死神もなかなかいいことを言うじゃん

今、自分が何度目の人生を歩んでいるか知りたくなってきたが 

死神だけには、自分の目の前で足を止めて欲しくはない

アドレスを知られてしまったのなら、引っ越しを考えなくては

来年の初詣で うっかり個人情報を口にしない方がいい

奴がどこかで耳を傾けている …..

 

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