今日は月1の墓参り
父が生きた月日 59.5.14
父が前立腺癌でゴールしてしまった日を、やたら意識し始めている自分がいる
きっと生まれてきて聖火台に火を灯した日から
こんなに早くゴールを迎えるなんて、想像もつかなかったでしょう
スポーツみたいに早けりゃいいってもんじゃない
4月1日エイプリルフールは父の誕生日
「お前の病気は(うっそぴょん)」なんて言ってくれればいいのだけれど
激動の1950年代から企業戦士として戦い続け、あと1年で銀行も定年という時に
悔しかったろう
旅行もしたかったろう 庭もいじりたかったろう
ラブラブの母とずっと一緒にいたかったろう
まだまだ何日も何時間も走り続けたかったに違いない
そしてお前らは長生きしろ と伝えたかったに違いない
俺も、もっともっと毎日を大切に たくさんの夢を見て追いかけてみたい
足を痛めようが、体が完璧でなくても走り続けたい
父の背中が見えてきた
追い越そう!
墓の前で自分の消えそうで消えない聖火の火を 線香に灯し花とともに捧げてきました
そしてもう一つ 心の中の感謝の金メダルを
あの日、父が走り抜けゴールしテープを切った瞬間
競技場の場内アナウンスが聞こえてきたような気がします
「ただいまの記録 59年5ヶ月と14日15時間17分」