イギリス バーミングに バンクシーが現れた
少し早いクリスマスプレゼントを持って
イギリスでは、先急ぐ時代と戦い 負けを選んだホームレスの数がアメリカを押しのけ世界一に
悲しい森に足を踏み入れてしまった
移民 難民問題のしわ寄せによる失業 土地の高騰 EU 離脱の波動で、多くの人々が生活に追われ 夢の途中でホームレスになる率が後を絶たない
あの世界一貴族の国に、ホームレスが群がることは国民にとって想像もつかず
プライドが許さなかっただろう
キリストの誕生を疑いだす世の中が、訪れる日は近いのか?
そんな時、バーミングの街にかすかな光に誘われて鈴の音が聞こえてきた
それは、悔しいぐらいに「いかしたメッセージ」だった
バンクシーの作品は、世界中の音楽家や詩人たちが築き上げた言葉も
片っ端から上塗りし 消し去ってしまう勢いだった
あえてそれを落書きと言わせてもらえるのなら、彼の落書きは額縁も黄金比も必要とせず
自由に遠慮なく無限の想像力を鷲掴みに引っ張り出してくれるアートだ
そして、人間の心の中の一番柔らかい壁に その落書きを残し立ち去る
その落書きは生涯消せるものではなく、壁やキャンパスから飛び出し 歩き出すだろう
時代に取り残された人々の幸のない顔を見て、トナカイが後ずさりしてしまわぬよう
そして、彼らにも暖かいクリスマスに臨時でもいいから 幸せを染み込ませてもらえたらいいと 祈りたい
P.S バンクシーを検索してみてください その動画は心に響くはず