20歳 はたち

退院して10日になります 喉の痛みだけで割と体は元気です

20代の頃とは言えませんが

20代といえば、あの頃「1枚の白い紙に天使を見ました

その天使を自由にするためにその紙に詩を書いてみました」

青春時代真っ盛り 恋をしてなんとか 女の子を振り向かせたい気持ちの詩と曲

あれから何十年たったでしょうか?

曲の分だけ、恋をしたような気がします

人の数ではなく 一人ひとりに 何度も恋に落ちた数

懐かしい

俺もジジイになったな

今や心の恋人は娘 彼女だけ

彼女も来年二十歳 成人式

いつも俺の膝の上に乗ってくるちびっこ

俺の股の間をくぐっては しがみつき どこかを見ていたおチビさんも165センチ

先日、ふざけて妻はソファーの上にバックドロップをされたらしい

頼もしい 恋もしているみたいだし

俺はどんどん孤独になってゆく

俺は人が通っていない道 音楽を選んだ
彼女も割と人が通っていない道 パイロットを選んでいる

これからどれだけお互い分かり合えるのか 理解し得るのか

でも彼女とは不思議に、目だけで会話ができる唯一の人間

俺からするともうすぐ二十歳の天使ちゃん

病気になっちゃってごめんね

もう大丈夫だよ

今だ、自由に大空へはばたけ!

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娘 天使

 

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