フリーメイソンの謎より深く 独立記念日より盛り上がり
花の影より早く散る
新しい扉に手をかけた時、よくこの呪文を唱えました
昔は曲を書くとき、赤坂のホテルに何ヶ月もこもり あの703号室の常連だった
スタッフには、「引きこもり期間」 とよくちゃかされていた
幸せのひとさじを水に流して 華やかな週末の出会いを投げ
夜の灯りにくすぐられても孤独に耐え 曲作りは、火薬を使わない戦争でした
いい作品ができるかどうかは 神と風のみぞ知る 片道の燃料だけで飛び立ち
あとは相手の懐に突っ込むだけ 撃沈させればBAN BANZAI
ただ、 CD の音が流れるより コンサートチケットが多くもぎ取られる音の方が嬉しく実感が湧いた
たくさんの人と出会えた喜びは強く あの全てを犠牲にした孤独な日々を忘れさせてくれた
久しぶりに帰宅すると、げっそり痩せこけた頬と体を見た母親が顔を背けていた姿を思い出す
その年のすべての夢を終え、OFF
ドル紙幣を握りしめ海外に飛び立つ時だけは、自分に感謝した覚えがある
また、行ったら行ったで客観的に外から見た 昨日までの日常を詩に書き始めてしまい休むことなく走り続けていたような気がする
今 思い起こせば、若い頃のパワーは計り知れない
夢の後押しも大きいが 早く走り消え去って行く
あの頃にもう一度戻りたいか?
「どうぞ」とエスコートされたら
もう一度呪文を唱え 扉に手をかけるだろう
YES