戦国時代が 大 大好きで、いまだ勉強し続けているせいか
あの重厚感のある何十万人の武将の声が聞こえてきたり 夢を見ることがある
そんな時必ず予期せぬ出来事が...命を本気で考えさせられたあの日もそうだった
その日は 声ではなく夢を見た
武田信玄と、青山のオープンカフェで お茶を飲み、信玄は甲冑を着ていて
俺が「重くない?身動き取れないでしょう 脱げば?」とタメ口で
信玄は「よきにはからえ」と寛大な受け答え
目覚めた時 大笑いをしてしまい、
二日後、何事もなく病院で検査
アウト
早期の癌だった 術後、体中チューブだらけで身動きが取れなかった
左眼網膜剥離 飛蚊症 白内障の時は、伊達政宗が仙台のコンサート会場の楽屋に現れ
萩の月を持って挨拶に来て 片目でウインクされた夢を見た
武将が守護神か?背後霊か?好きすぎるのか?
また先日 防大開校祭の時 ディゴを病院に9時間も預けお出かけ
車の中で寝てしまい、その時秀吉の籠城の戦い 四国水攻めの夢を見て飛び起き
漏らしそうになり サービスエリアでトイレに駆け込んだ
嫌な予感はしたが、それも忘れ楽しんでお迎えに行ったら
ディゴは暴れまくったらしく、前足の爪をはぎ バンテージをぐるぐる巻かれ悲惨だった
その夜、ディゴは血便を出し続け 病院に駆け込むと
「狭いところにいたせいかストレスです」と一言 一晩中介護をした
「痛いの痛いの ママに飛んでけー」とお腹をさすりながら言い続けた
朝方、やっと眠りにつけたが また嫌な夢を見た
あの裏切り者の明智光秀と、山の中をさまよい なぜか二人でキャンプをしていた
それから三日間 ディゴは「おやつちょうだい」だの「ご飯」「散歩に連れてけ」だのと俺に命令もしなくなり、俺の3日天下だったが
いきなり俺のお腹が壊れ 痛み 原因不明の下痢になった
ママではなく、痛いの痛いのは俺に飛んできてしまい
「ママに飛んでけー」と裏切ったバチが当たり 失脚
もう武将の夢は見たくない せめて300年安泰を築いた徳川家の夢を...
だが 幕末の夢を見てしまったら 何が起きるのか...