年末調整を気にしてかしないか 大道芸人が、チップの行方をしかめっ面でチラチラ
1日見ていても悪くはないが、その芸より裏の顔が見てみたい
横浜の港 人混みの中をプラプラ
俺はいつもすれ違う人間に、心の中で問いかけている
それは、本来自分を戒め 聞かせる目的
「おい お前 親の涙が見えねえ~か?」
あのどでかいアマゾン川でさえ 最初の1滴から始まっている
そのうち自分の身に、ポポロッカの日 逆流してくるぞ
「そこの君、誰にしがみついている?」
夢色のドレス クローゼットの中でカビが生えてはいないか?
とりあえずのステージで踊らず、その手を払い上の舞台へ
間違って道に迷う時 負けそうでへたっている時
他人様に、裏の顔で説教したと思い込めば
それに自分が反すれば反するほど 表の顔がこっぱずかしくて恥を知る
裏の顔の口癖は、舌打ちと ため息 表の顔が最も苦手にしている
表の顔一枚で生きれれば、何の苦労もないのだが
人生は大道芸人そのもの
努力を惜しまず 技を磨き 「なんぼの世界」
人はいくつになっても何になるべきか どんな場面でも、自分の立場に迷い決めかねている
生き方を、猿回しに例えるのなら
猿になるのか 猿回しになるのかだ