「YES 」は返事をするだけの小道具ではない
命を生み出せる剣でもある
ジョンレノンとオノヨーコの出会いは、ジョンが偶然ヨーコの作品展に入り
ホールの真ん中に、真っ白に塗られた脚立が置いてあり
天井からは虫眼鏡が吊るされていた
ジョンは、それに昇り 天井に小さな文字を見つけ 虫眼鏡で見てみると
「 YES 」と書いてあった
その意味の深さに心を奪われ ヨーコに生涯を預けた
あの「IMAGINE イマジン」は、ヨーコがジョンに「いつも イメージしなさい」とケツを叩いて作らせた曲である
日本語の「はい」と 「YES」 とでは、表現も 幅も 深さも違う
「YES」の向こう側は 無限だ
唯一 世界共通の「YES」は、
最も大胆 なおかつ極端で危険 男女が結ばれる誓いの言葉
あの合言葉は、後にしくじり 別れに「YES」と頷くと
さよならの分け前は人の夢になる
「NO」は物事から逃れられるが 「YES」は重くのしかかる
あなたは大切な「YES」どこで使いましたか?
俺にとって理解したくはないが 受け止めなくては ならなかった癌宣告の「YES」
生まれてこなければよかった とまで苦しんだ日もあったが
それでも俺は生きている
生きているだけでも悪くない
今思うことは、「YES」の方が多い人生だった
きっと、自分が一番初めに聞いた言葉なのだろう
生まれた瞬間 両親がこう叫んでくれたおかげだ
なぜならば、娘と出会った時 第一声がそうだったように
「 YES」