もうすぐ0歳

還暦を迎える人は0歳に戻ると 言い伝えがある

赤いちゃんちゃんこ 大黒帽子はベビー服みたいだ

やばい

娘より年下になる 使いっぱしりのトイレットペーパー扱い

この話は内緒にしておこう

人生は、トイレットペーパーのようなものかな?

1年の命をトイレットペーパー1個に例え、神様に支給されるとしたら

ダブルは厚く短い人生?

シングルは長く薄い人生?

乱暴に扱えば途中で切れる まがい物に手を出せば手が汚れる

他人に使い切られることもある

ひとりひとり生涯の持分は神のみぞ知る

早いもので 59個も使っちまった

人生の区切りの誕生日は何を感じるだろう

ちなみに、もう一つ 俺にはガン生日が与えられている 現在2歳

一時はガン生日を思い浮かべると、未来を想像するのにためらいがあったが

今ではじっくりと人生を考える時間ができ、儲かったと笑い飛ばせるようになった

もしもあの日 あの時 あの場所に 足を運んでいなければ

計算上父と同じ59個で 最後のONEロールを水に流していただろう

今は、再生紙を使ってこの世界に存在しているようなもの

いつかその時が来たら、人生は水に溶ける紙でないと

次の世代の荷物にならないように

「溶けて流れりゃ皆同じ」こんな歌があった

また0歳から人生が始まる

59年分のガリバー古新聞紙と交換した  トイレットペーパー1個から…

俺のことだから 支給されなくてもこの世に居座る

「紙がないから手で拭いて もったいないから。。。」

 

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