RED RIVER JUICE

人は壁にぶち当たった時 それを乗り越えろと教えられる

俺の場合、目の前に川が立ちはだかる

忘れもしない 1983年 5月

悩み もがき 最後のアマチュアコンテスト 前夜の夢

真っ赤な夕日に染まり、通りすがる船を待つよりも UFOと出会える確率の方が高い程
とてつもなく大きな川で、とても自力では渡りたくても渡れない

飲みたくなるような、カクテルより赤く ワインよりも濃く
見たこともない果実を搾ったような ジュースの色

俺は目覚めた時、「レッドリバージュース」と名付け

それ以来、何かにぶち当たると、必ず目の前に映り出てきた

この一年半

何度も思い出し この川が立ちはだかり、

食道がん 咽頭癌の時の激流は、泳いでも泳いでも流され

溺れ死にしそうになり 体力も 気力も 失い諦めかけたこともあったが
なんとか今日まで生き延びてこれた

目のことでは、向こう岸の桜は まだ咲かずじまい

今年は 両目で見ることができないのか

人生を全うし、両親が待っている最後の川にたどり着くまでは
レッド リバー ジュースは 二度と想像したくもない

もしも、また見ることになるのなら 激流の時に流されない強い朝への架け橋を

ムーン ボウ ( MOON BOW)  夜の虹で……

誰か 苦くて口にもできない あのジュースを飲み干してくれませんか?

beach dawn dusk ocean
RED RIVER

 

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