顔面偏差値

こんな梅雨時は、雨が弾く窓ガラスに映し出される顔が 少しだけかっこよく見える

俺たちの時代は、2枚目3枚目と大きく分けたぐらいだったが

近頃では 顔に偏差値があるなんて知るよしもなかった

術後、顔色はどうか 健康に向かっているか と気を使ってはきたが

この言葉を聞いてから 鏡をのぞく時

俺は誰? 見たことない なんでそんな顔? 嘘でしょ

こんな顔だったかな? と変な問いかけをするようになった

嫁さんに「俺の顔面偏差値 何点?」と尋ねたら

「私 面食いじゃないから 30点かな」

とオブラートに包まず 直で言い切った

学生時代は、かっこいい かわいいがモテるのは当たり前

俺は対抗するため、笑わせることで人気を集めていたが

物足りず、壁を乗り越えるため ギターを弾き 歌い 

ただモテたいという不純な動機から音楽を始めた

プロになり先輩方に聞いてみると、100%同じ答えが返ってきた

「モテたいから」

この世界に入り、周りには両方を兼ね備えた男女ばかり ここでもまた壁が

ならば、もっともっと輝くしかない 輝いて、眩しくて顔が見えなくなるまで

相手の目をくらまし心に入っていく

の手がある

ステージ上での顔 テレビでの顔 遊んでいる顔 怒っている顔 笑っている顔 

泣いている顔 全て一つのはずなのに

正直言って 自分の本当の顔がわからなくなってきている

歳を重ねるごとに変化していく顔

無菌状態で生きてるわけではない しわも傷もシミもできる

それも味のひとつと思い 生きていくしかない

いくつになっても、ショーンコネリーのように年をとっても素敵な顔になり

偏差値を上げたいと思うのはおかしいでしょうか?

今だ鏡を見ても知らない顔が映る この顔が誰だか みんな知っているらしい 

俺以外は

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わけわかんね~

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