「あおざくら」防衛大学校物語

31日夜、テレビドラマ「あおざくら」が始まる

夢を追い 現実に、うちの娘がそこで別世界の大学生活を送っている

マンガ本を読むのと、娘の話を聞くのではリアル感が違う

また、テレビドラマで あの現実を表現できるのか

チャラくやって欲しくはない

防大の門をたたき、入校式までの四日間 「お客様」と呼ばれながらも

たった四日間の入校式前日までに、かなりの学生がやめて 長い坂を下って行く

これは、入校式を見て分かったことだが 

何時間も彼らは微動だもせず 鉄のロボットに見えるぐらい 号令でしか動かない

あの落ち着きのない チョロチョロしていた娘が別人に思えた

入校式が終わり、家族と新入生全員が食堂での食事会

久しぶりに会ったくいしん坊の娘が、食欲もなく 食べずガリガリに痩せていた

心が締め付けられ、おんぶをして連れて帰ろうとさえ思ってしまったぐらいだが

人を守りたい 助けたい  パイロットになり役に立ちたい 

そんな彼女の夢が、親のへぼい考えを打ち砕き 下っ腹に力が入った

あれから3年

色々な行事を見に行ったが、奴らはただの士官候補生ではなく 命がけの青春を本気でやっている

同期で亡くなった子もいるらしい

今や、立派な人間に育っているのが肉眼で感じ取れることができるほど

昔、キッチンで小さな両手を使い 冷蔵庫の前でミルクをそっくり返って飲んでいた姿を見おろしながら 彼女を見ていたことを思い出す

一年生の時は、規則で家にも帰れなかったが

3年にもなると、同期生を男女問わず何人も連れて帰ってきては 大飯を食って 泊まって
横須賀に門限までにリターン

アメリカ海軍士官候補留学生までも連れてきては、嫁達と遊びに出かけている

ホテルガリフォルニア ガリBARもフル回転

儲け0ゼロの楽しい我が家

11月16、17日は「開校祭」

この時の「棒倒し競技大会」は大隊の威信をかけての戦い

救急車が何台も待機するほど過激で面白い

ちなみに、空手部とアメリカンフットボール部は出れないらしい

なぜか分かりますか?

空には、戦闘機 ヘリ が飛び交い パラシュート部隊まで迫力満点

国を守る若者たちの士官になるまで長い道のりの祭りに 参加してみてはいかがですか

俺も娘に会いに行きます

テレビドラマも楽しみだ 

主題歌 俺にやらせろ!

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