秋の夜長

LINDBERG の飛行中ではあるまいし 眠っちまったら死んじまうわけじゃない

秋の夜長が 重くのしかかる日々

いっそ白夜にでもしてほしい

術後,、眠ってしまったら二度と目覚めることができないのでは と考えたこともあり

恐怖心が頭のどこかで いつもよぎっていた

そのためか、暗闇が好きになれなくなっていたらしく 

部屋の明かりでは満足せず 月のツラの皮をひんむいたら 少しは明るくなってくれるのかと思うぐらい 夜が苦手になっていった

が、しかし 

うちの奥様は、座っていても 立っていても お菓子を食べていても 運転していても

羊を数えることなく眠ってしまう特技を持っている

強盗が入っても気づきもせず 深い眠りにつき 羨ましい限り

いつも「コンチクショウ 誘拐されちまえ」と密かに願っている

犯人から要求された 控えのないナンバー 

足のつかない身代金用の一万円札を、1億まで数えれば眠れると思いつつ 

目を閉じてかなりかなり数えた時期もあったが

最近は、100枚数える前に眠ってしまい 目覚めて顔を合わせた時

身代金が安くついた と爽やかな朝を迎えられるようになった

孤独に好かれている夜は、 安く済むように眠りたい

 

 

昨日の公園、羊ではなくヤギの木登り

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