ミサイルのお葬式

ミサイルの仮通夜を済ませてからとは思ったのですが………

俺は自分の招いた命の罰ゲームを食らっている日々
昨日は、何十年も通っているもう一つの病院で血液検査を GTP 1700から16に

セーフ  よかった

酒 食 ストレスと乱れきっていた日常に十字架を突きつけられて
やっとわかった愚かさに溜め息一つ

大切にしなくっちゃ

いざこうなってみると、罰を受け止めて生きて行くだけ
毎日がお通夜セミファイナルの気持ちから少し脱出できた

せめて家族ぐらいは 長生きをして 楽しい人生を送ってもらいたい

事故 災害 戦争がいつ起きるか分からない世の中

想像もしたくはないが、ふと 現実を考えてしまう

昨日は、アメリカイリノイ州では肌を露出しただけで生命の危機に 条例が出るほどの寒波だそうだ

また、暗がりでナイフを持ったピエロが人を襲う 明日は我が身 我が国か

そうです、一番恐ろしいのは人の心の中にある

今朝も、家の上空を戦闘機が鬼ごっこをしているかのように跳びかう

母が生前よく爆音を聞くと 悲しい顔をしていた

戦時中の記憶が呼び起こされるみたいだ 空襲を思い出すと言う

茨城県土浦市の 予科練神風特攻隊 の10代の子達が

戦中 昼間母の家に休ませてくれと来たらしい

なけなしの米を炊き、芋を添え 食べて頂き 昼寝をし霞ヶ浦基地へと戻っていく

「いってらっしゃいませ」と見送る

二度と戻らぬ10代の子たちの背中を見て、涙しか出なかったと

また、焼夷弾を落とされ 友達を失ったこともあったらしい

東京大空襲の時は東京方面の空が真っ赤に染まり まぶたの奥に焼き付いていると

大抵食べ物を粗末にしたり、米軍戦闘機が横切る時に聞かされていた話だ

あの湾岸戦争が始まる一週間前までは、24時間空がやかましく 切り裂かれた音で夜中じゅう タッチ&ゴーを繰り返していた

この辺の人達は、誰しもが 始まるな と
そしてミサイル落としに行くのだろう と感じたはずだ

政治がなんだかんだと言い、人を殺しに行き、考える間もなく死

俺も、今までは命に関して感じた感じ方が違ってきている

どんな手を使っても生きたい

娘が防衛大学校 で 国のため人のためと 夢を抱いて頑張っている

他人ごとではない

国民より早く空へ、命がけで出て行く職業 心配なんて通り越し気がおかしくなりそうになる

今世紀始まってから、生きて行く上での人の命を奪う武器を作る人たちがいなくなる日はない

何の不安もなく生きるのが、こんなに難しいことだとは

命という的にめがけてミサイルが飛んでくる

ボタンを押した奴に、罰ゲームを与えても 今更遅い

とりあえず仮通夜は済ませよう

早くミサイルの葬式をしなければ

喪主は誰?

grey jet plane
F16

 

 

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